備忘録。Vitacost(アメリカ)のカテゴリーの意味。

vitacost(食品・コスメ等)アメリカ

 久しぶりにVitacostのサイトを見てみたら,カテゴリーが凄く増えてました。以前からVeganとかOrganicなんていうカテゴリーはありましたが,あれ??これ,どういう意味なんだろう??っていうカテゴリーもチラホラ。2019年5月現在,細かいカテゴリーはたくさんあるけど,大きなカテゴリーは7つに分けられていますね。それぞれの意味を,備忘録として,まとめておくことにしました。

Kosher(コーシャ:ユダヤ教徒の方が食べても良いとされる食品)

 イスラム教徒の方のハラール,は聞いたことがあるんですけど。Kosherっていう言葉は私は聞いたことがありませんでした。ハラールの認証を取得したお店,とか話題になったこともありましたけど,これからコーシャへの対応も考えられていくのかもしれませんね。

Paleo(パレオダイエット)

 Wikipediaによりますと。「パレオダイエット(英語:Paleolithic diet)は西洋のダイエット法」で,「日本語では旧石器時代食や原始人食と呼ばれる。旧石器時代(Paleolithic Era)の野草と野生動物を中心とした食生活を真似ることをコンセプトとしている」,だそうです。粗食・・・とは,ちょっと違うかな??木の実とかカボチャとか,ココナッツオイルなんかもこのカテゴリーに含まれていました。

Vegan(ヴィーガン)

 wikipediaによりますと。ヴィーガニズムとは「動物製品の使用を行わない生活様式」なんですって。基本的に肉は口にしないけど,どこまで動物由来の製品を避けるのかは流派によって異なるみたいですね。動物愛護の精神,倫理的な面から広がった考え方なんでしょうね。

Organic(オーガニック)

 「オーガニック」っていうと,有機栽培とか有機農産物とかっていう若干曖昧な意味みたいですけど。「USDA Organic」(アメリカ)等,認証になると,定義はハッキリしてますね。

 アメリカでは,米国農務省に認定された認証機関で認証を受けないと「100%Organic」「Organic」「made with organic」な どのUSDAマークの表示が出来ないんだそうです。特別に許可された資材を除いて,化学合成された物質及び原材料は使用禁止で,禁止物質が収穫前3年間使用されていない等,細かい制約を守った農産物がOrganicで,こうやってできた原材料をどれくらいの割合使用したかによって,「100%Organic」とか「Organic」とか区分されるみたい。

 ちなみに。遺伝子組み換え農産物(GMO)は,Organicには含まれないみたいですね~。USDAホームページによると,「Can GMOs Be Used in Organic Products?(オーガニックの製品に遺伝子組み換え作物は使われちゃったりするの?)」っていうページで,「The use of genetic engineering, or genetically modified organisms (GMOs), is prohibited in organic products. (遺伝子組み換え農産物(GMO)のオーガニック製品への使用は禁じられています)」と明示されてました。

Sugar-free(砂糖不使用)

 これは,そのまんまですね。日本でも飴とかでノンシュガーって書いてあったりしますよね。どちらかといえば,ダイエット系への対応カテゴリーでしょうか。

Gluten-free(グルテンフリー)

 「グルテン」って,小麦に含まれるたんぱく質ですよね。このグルテン含まれていない製品,ってことですね。セリアック病の患者さんは,グルテンを含む食品を口にすると色々な不調が生じちゃうんだそうなので,グルテンフリーの食品が欠かせないんでしょうね。ただ,国民生活センターのホームページには,「健康な人には推奨できないグルテンフリー食品」ということで記事が掲載されています。元はドイツのニュースみたいですけど,記事によると「グルテンを普通に消化できる人がグルテン含有食品 を避けると,全粒粉等を排除することになるため,栄養バランスが悪化する可能性があると警告する。」 さらに,「市販のグルテンフリー食品の多くは,高 脂肪・高糖分で食物繊維が少ないことも問題」で,「通常品に比べると,価格が2~4倍だという調 査もある。同財団等(商品テスト財団等)は,グルテンフリー食品のブー ムに安易に乗るべきではないと結論づけている。」だそうです。必要ない人間が,わざわざ選ぶような食品ではないみたいなので,ご注意を・・・。

Tree-Nut-Free(ナッツ類無し)

 これはアレルギー対応ですよね。ナッツ類にアレルギーがある方に。

Peanut-Free(ピーナッツ無し)

 これもアレルギー対応。ピーナッツアレルギーがある方に。

Egg-Free(卵無し)

 これもアレルギー対応。卵アレルギーがある方に。

Soy-Free(大豆無し)

 うっすら聞いたことはあったんですけど,大豆は体に良くない!っていう考え方があるらしいんですよね。いろんな考え方を目にするんですけど・・・。

 たとえば,今は遺伝子組み換えの大豆が大量に栽培されているから(日本国内では栽培されていないし国産大豆なら心配ないわけですけどね),それを摂取するのが問題だ,とする説。遺伝子組み換えに対する不信感ですよね。これは何となく分かります。

 あとは,大豆イソフラボンの撮りすぎが良くないとする考え方。これは,食品安全委員会でも過剰摂取について注意が促されていますね。じゃあ,どれくらいなら安全なの??っていうと,農林水産省のホームページを見ても「大豆イソフラボンの総摂取量の上限値の目安がどのくらいの大豆食品の摂取量に相当するのかを単純に計算することはできません。」なんていう,つれない書き方しかされていないので「納豆だったら〇パックまでOK!」みたいな単純な考え方は出来ないんですよね。でも,食品安全委員会のほーうページによると,フランス食品衛生安全庁(AFFSA)では「乳がん患者及び本人又は家族に乳がんの病歴のあるヒトは,腫瘍増殖及び増大のリスクを考慮し,摂取を制限すべき」とされている例もあるみたいですので,人によってはサプリメント等で大量に摂取することは控えた方が良いのかもしれませんね。

 あとは,身体によくない成分が大豆に含まれているっていう考え方。これは,私にはよく分からないんですけど・・・。少なくとも,味噌も豆腐も日本では昔から食べてきたものなので,日本人にとっては食べ物としてリスクは少ない方なんじゃないかなぁなんて思ったりします。もちろん,アレルギーの方は別ですけどね!もしかしたら,歴史的に日本よりも大豆を口にする機会の少なかった外国の方とかだと,もうちょっとリスクは高かったりするのかな??

Dairy-Free(乳製品無し)

 これもアレルギー対応でしょうね。乳製品のアレルギーがある方に。

Nn-GMO(遺伝子組み換え作物を含まない製品)

 遺伝子組み換えって・・・凄いですよね。

 除草剤に耐性がある作物を遺伝子いじって作り出して,一面に除草剤を撒いても作物だけ生き残って収穫できるようにしたり。特定の虫に殺虫効果のある成分を持つ作物を作り出して,害虫を殺虫出来る作物を作り出したり。

 「本当に食べても大丈夫なの??」とか「本当に屋外で栽培しちゃって大丈夫なの??」って,感じちゃうのは無理もない事だと思うんです。日本は,「遠くのカブトムシを連れてきて放しちゃイケナイ。生態系を乱しちゃうから」って子供でも教わるような状態ですから,そこらへんの畑で遺伝子組み換え作物が栽培されるような日は来ないでしょうねぇ。多分。

Vitacost.com

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